いりどりの実家は神道です。
今後のために、父の葬儀でやったことを記録しておくことにしました。
かなり山間部の田舎なので、都心部の事情とは色々と異なると思います!
死亡日の当日やったこと
死亡診断書を入手する
父が亡くなったのは自宅でした。訪問看護を利用していたので、連絡の流れとしては
訪問看護の人→主治医
となります。病気で死ぬことが分かっていたので、事前に病院で「容体が急変しても救急車は使いません」という誓約書みたいなものを作成していました。「何かあったらまず訪問看護」となっていたわけです。
主治医の先生が自宅まで来てくださり、死亡確認。「これから病院に戻って死亡診断書が書けたら連絡するので取りに来てください」と指示されました。数時間後、連絡をいただいたので病院へ行き、死亡診断書を無事ゲットしました。
通夜・葬儀の日程を決める
父が亡くなったのは木曜日の夕方でした。土曜日は友引で葬儀はできないだろうということで、土曜日に通夜、日曜日に葬儀で調整しようと家族で話し合いました。
神主さんへ連絡
いつもお世話になっている神主さんへ電話し、父が亡くなったこと、通夜・葬儀の希望日を伝えました。スケジュールを確認してくださり、すでに法事の予定が入っているところは避けて「この時間で葬儀場と火葬場へ連絡して」と指示をしてもらいました。
葬儀場の予約
火葬場へ連絡したところ、おそらく時間外で電話が繋がりませんでした。
葬儀場へ連絡すると、夜間対応のような人が話をしてくれました。会場は希望の日程に空きがありOK。火葬場の予約も葬儀場の方が取ってくれるとのことでした。夜8:00頃に、ドライアイス(死体腐敗防止のため)を持った人が打合せに来てくださることになりました。
組長さんへ連絡
ドライアイスの人を待つ間、地元の組長さんへ父が亡くなったことを伝えました。組長さんから組の方たちへ連絡を回してくれ、自宅へ皆さんが集まってくれました。通夜・葬儀の日程(予定)を共有し、当日の受付などをお願いしました。
葬儀場夜間対応の人と打合せ
ドライアイスの方と、通夜・葬儀・火葬の日程を確認し、確定しました。この時来てくれた人は夜間対応とのことで、詳しくは翌日、通常の葬儀担当者と打合せて決める段取りになりました。
この時宿題2つ出されました。死亡診断書のコピーを5〜6枚取っておくことと、遺影の写真を決めておくことでした。
その他
方々へ、父の死を知らせました。親戚、地元で付き合いのあった人たち、父の友人、私と弟の職場あたりです。
父は死ぬ前、本当に近い親戚にしか病気のことを伝えませんでした。友人からの同窓会のLINEも既読無視。「俺が死んだ時に、お前が連絡すれば『あぁ、LINE返信できないほど大変な状況だったんだな』って思われるだけだから」と、母にスマホのパスコードを伝えてあったそうです。
死亡日の翌日やったこと
朝、祖父(生きてる)と一緒に「来るであろう親戚一覧メモ」を簡単に作成しました。
葬儀場の担当者と打合せ
朝10:00頃から葬儀場の担当者と打合せをし、やること、決めることなど指示してもらいました。ここからは担当者の指示通りやっていけば大丈夫なので、かなり安心でした。やること多いけど。
- お花、かごもりの数決める(親戚と相談)
- 通夜の弁当、火葬場での弁当、精進落としの弁当の数決める
- 履歴書みたいなやつを書く(神主さん用)
- プロフィール表みたいなやつ書く(葬儀の司会者用)
- 棺桶に入れるものをまとめておく
お花、かごもり→父が亡くなったことを親戚に連絡すると、「お花とか、みんなに合わせるから適当に頼んで後で請求して」と言ってくれました。こちらから「お花やかごもり出してくれる?」とは聞きにくいので、親戚側から言ってくれるとありがたい。
親戚はお花とかごもりと一つずつ、組の人かつ遠めの親戚はかごもりを注文。別途、弟の職場から葬儀場へ直接お花の注文が入っていました。
弁当の数は悩みどころですが、だいたい予想で概算を出して、人数が読めない親戚には直接「何人で来る?」と電話で聞いてまわる感じでした。
履歴書みたいなやつ→葬儀で神主さんが読み上げるものの中に、亡くなった方がどこで生まれてどうやって生きてきたか、紹介?してくれるパートがあります。そこの文章を作ってもらうのに必要になります。
プロフィール帳みたいなやつ→家族構成や、思い出、亡くなった人の趣味などを書きます。司会の人が良い感じにまとめて、葬儀の時にナレーションしてくれました。
この打合せで、翌日以降のタイムスケジュールも教えてもらいました。
通夜の日(死亡日の2日後)
葬儀場の担当者さんへ書類など提出
朝から葬儀場の担当の方が家に来てくれました。前の日に指示された書類を提出したり、お弁当などの数を報告したりしました。
火葬場の弁当は助六と決まっていました。葬儀場の人にダメ元で、子どもたち用に「マグロだけパック」と「納豆の細巻きだけパック」を頼めないかとお願いしたら、お寿司屋さんに確認、手配してくれました。めちゃくちゃ助かった。
棺桶に入れるもののチェックをしてもらいました。基本的に燃えないものはNG。飲み物は中身を少しにする。果物など水分の多い食べ物、例えば梨なら1個程度(スイカとかは無理)。タバコはいいけどライターは不可(火は火葬の時に嫌というほどあるから👍)。
納棺・仮出棺
昼頃から納棺師という方たちがみえて、父の髪の毛を洗ったり髭を剃ったり、色々と整えてくれました。体を拭くところは、家族も一緒にやらせてもらいました。
14:30時頃お棺に納めて、納棺師の方達が帰られました。そこから各自着替えやら準備。
16:15頃自宅を出発(仮出棺)。近所の方々が集まってくれました。この時、部屋から霊柩車へ棺桶を運ぶのに男手が必要でした。棺桶を乗せたハイエースみたいな霊柩車には母と祖父が乗り、弟夫婦や我々いりどり家はそれぞれ自家用車で葬儀場へ向かいました。
通夜
服装
自分と夫→喪服
娘→ユニクロの白いポロシャツにグレンチェックのジャンパースカート、黒い靴
息子→ユニクロの白いポロシャツにユニクロの黒っぽいズボン、普段履いている紺色のスニーカー
(白いポロシャツと娘用の黒い靴は、父が亡くなる前にユニクロオンラインストアで注文してありました。ギリギリ間に合いました)
持ち物
御淋見舞、棺桶に入れる物、その他遺影など指示された物、親戚へ渡す用のお花とかごもりの領収書、自分が負担するお花とかごもり分の代金、子どもの暇つぶしグッズ(お絵描きセットポケモン図鑑の本を持参しました)
18:00から開始。椅子に座りきれないほど、大勢の方がお別れに来てくださいました。
通夜式終了後、お弁当だけもらって帰ろうかと思っていましたが、なんやかんやしているうちに子どもたちが「お腹空いた!」と言って、弁当を食べ始めていました。結局、親戚たちと一緒に弁当を食べ、19:00頃解散となりました。
葬儀の日(死亡日の3日後)
服装 通夜と同じ
持ち物 御玉串料(葬儀用)、御霊前(五日十日祭用)、火葬場に持ち込む親族たち用のお菓子と飲み物、子どもの暇つぶしグッズ(通夜と同じくお絵描きセットポケモン図鑑の本を持参しました)、子どもが寿司を食べなかった時用のパン
葬儀
12:00開始(通常は12:30開始でよさそうなところを、神主さんが「大勢来るとお別れの時間が足りなくなるから」と開始を少し早めに指定されました)。葬儀は…長いです…。
ここで、神主さん用に書いた父の履歴書の情報をもとにした、父の経歴紹介パートがあります。趣味の欄に「犬(数年前に死んだ黒柴を可愛がっていました)」と書いておいたら、「黒柴なる犬を愛で〜…」と読まれて、少しニッコリしてしまいました。
13:30出棺。棺桶を霊柩車へ乗せるのは親族でないといけないそうで、喪主以外で6〜8人男性親族を選抜するよう言われました。なんとか足りました。
この時の霊柩車はマイクロバスで、親族22人ほどが乗って火葬場は向かいました。乗り切らない場合は、自家用車で後からついて行くそうです。
火葬
14:00頃から焼き始めました。1時間45分ほどで焼き終わると案内されました。娘はなんとなく雰囲気が怖かったようで、神主さんが拝んでいる間はトイレへ行ったり、夫と少し屋外へ出たりしていました。
遺体を焼いている間に、親族たちで助六寿司を食べます。ここで登場したするのが、お願いして手配してもらったマグロの寿司パック!おかげで子どもたちもまともに食事をしてくれました😂
ちなみに、火葬場に持ち込んだ食べ物や飲み物は、持ち帰って食べてはいけないそうです。なにかついて帰ってきちゃうといかんから、という風習のようです。地元の火葬場には売店や自販機もないので、多過ぎず少な過ぎずなお菓子や飲み物を持ち込む必要があります。難しい。
焼き上がりの少し前に親族に対して「火葬場に持ち込んだ食べ物は帰って食べられないそうなので、食べられる、飲める方はよかったら〜」と声かけをし、大体良い感じに消費できました。ちなみに「子どもが寿司を食べなかった時用のパン」は私と夫で無理矢理お腹に収めました。
サクッと骨を拾って壺に納め、身軽になった父と一緒にまたマイクロバス葬儀場へ移動します。
五日十日祭
神道では五日祭、十日祭という法事をやります。本当に5日10日の頻度で親族が集まるのは難しいので、葬儀の日にこれらも済ませます。これはそんなに長くないです。16:20ごろ始まり、16:40ごろには終わりました。
精進落としのお弁当と、かごもりの果物、お花を分けて持ち帰ってもらいます。お花がめちゃくちゃ多くて余ったので、実家がしばらく花屋さんみたいになっていました。(出棺前に棺桶へ大量にお花を入れたのですが、それでも余りました)
17:00解散。これでひととおり終了です。
所感など
この後も、玉串料などの計算、葬儀代の支払い、役所での手続きやら、クレジットカードの解約やら各種名義変更やら、やること盛りだくさん。家族が悲しむ暇もなくバタバタするとは聞いていましたが、確かにそうだなぁという感じでした。
通夜や葬儀の間、3歳と5歳の子どもたちは驚くほど静かで、長い葬儀の間も着席していて、本当に助かりました。隣にいてくれた夫曰く、「暇〜」とか「つまんない〜」とか小さい声で言っていたそうです笑 いやしかし偉かったね!
長かった〜おやつ食べたい〜
どえらい良い子だったね〜
お母さん助かったよ
じーちゃんのお別れ会、楽しかったね
息子は楽しかったのかぁ〜
(これはこれで癒される)
ここまで読んでくださってありがとうございました☺️何かの役に立てば嬉しいです!
English version
This comic was translated using Google Image Translator. Please note that there may be differences between the actual meaning of the expression.
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